人工衛星「しずく」のデータ、天気予報へ利用 [日経]

 気象庁は13日までに、宇宙航空研究開発機構JAXA)の人工衛星「しずく」からリアルタイムで送られてくる水蒸気観測データについて、天気予報への利用を始めた。「雨量の予測精度の向上が期待できる」としている。

 気象庁によると、大気中の水蒸気が放射するマイクロ波を捉えて水蒸気量を推定する。これまでは米国などの衛星のデータを使っていたが、観測時間が限られていた。しずくのデータを使うことで、観測の空白を埋められる。

 しずくのデータを使って昨年夏と冬にさかのぼって予測した結果、雨量の予測精度向上が確認されたという。

 また、気象庁はしずくのデータを5月27日から、海面水温の解析に使っていることも明らかにした。

先日報じられていた件ですが、気象庁でのデータ利用が開始されたようです。