アニメ版プラネテス全話観終えましたよ。

いやもう23話あたりからどうなることかとハラハラしましたが、ここまで後味良く終わらせてくれますともうね、えがった!としか言えませんね。 最終回エンディングの曲も泣ける。

コミック版と比べてみると、人物関係や社会背景をより深く描写した点が凄く面白かった。 この作品は一般的にサイエンス・フィクションとされるワケですが、そのSFという単語から「サイエンス」の文字が取れる時が来るのもそう遠くない日だという気がしてきますね。 そういう意味では、宇宙という新しい社会を舞台にした、あるいはその具体的な可能性を提示したドラマであると言えます。 コミック版ではさらに共和国との戦争が起こってしまったりなんて展開があるのですが、アニメ版ではその縮図としてフォン・ブラウン号落としだったのでしょうか。

ただコミック版ではタナベの凄惨な過去の描写によって「愛」の説得力を上げていたので、その辺にせめて一話の半分だけでも割けられれば神レベルだったんですが。 それだけが残念でなりません。 しかしあれだけの複線をすべて消化しきっているあたりもはや並の作品ではありませんね! つまりこのプラネテスという作品は、原作コミック・TVアニメ両方にそれぞれ見応えアリ。(趣向の問題は置いといて

何はともあれ、DVDを買う決心をより確固なものにした岩本塚です。 スタッフの皆さんお疲れ様でした!