JAXA河内山治朗理事に聞く 次期固体ロケット(1)〜打ち上げ能力、技術の維持発展、低コスト開発予算、の3つを満足させる [日経]

日本の誇る最凶ロケットM-V廃止に苦言を呈してきた松浦晋也氏がJAXA理事長・河内山治朗氏に突撃取材第1回。

実際、現在燃焼試験に入っているH-IIAの固体ロケットブースター「SRB-A」は、M-Vの第2段の技術を使って、ノズル部分を改修している。M-Vの開発成果が、SRB-Aに生かされているわけだ。

ノズル改修というと、コニカル型→ベル型のあれですか。 これは先日の試験でも上手くいっているようですね。

M-V lite案に関してISAS側から)特にそのような提案はなかった。M-Vliteは、地球低軌道への打ち上げに特化したロケット構成だったが、次期固体ロケットはより高い軌道への打ち上げも考慮する必要があった。このことが影響したのではないかと思う。

そうだったのか。 というか「より高い軌道」というとやはり惑星間軌道でしょうか? 投入可能なペイロードが百数十kgというのは厳しい気が…