GXロケット:開発費3.5倍以上に [毎日]

こちらはちょっと景気の悪い話。

石川島播磨重工(IHI)など民間企業と宇宙航空研究開発機構JAXA)が共同開発中の中型ロケット「GX」の液化天然ガスエンジンについて、文部科学省宇宙開発委員会の小委員会は24日、「技術的見通しに甘さがあり、官民連携が不十分だった」とする中間評価結果をまとめた。1年半後に開発方針を再検討するよう求めている。

開発費は350億円に。 商業用ロケットを安価に開発という当初の計画としては失敗と見るしか無さそうですが、技術開発の観点から継続する方針らしいです。 こちらに資料が公開されていますが、設計変更によって試験設備の規模が間に合わなくなったりもしている模様。 そもそも新規技術開発としては予算が少な過ぎると思います。 単純に比較は出来ませんが、例えばH-IIの場合は約2700億円(これでも世界相場では破格)、後継のH-IIAはほぼ新規設計で約1千億円。 やるからにはドンといかないと泥沼な予感。