後藤弘茂のWeekly海外ニュース 完成度の高いPLAYSTATION 3ハードウェア [impress]

PS3>>PS2互換で不具合が出ている件についてのネタ。

なぜ、PS2タイトルの互換性を完全に実現することが難しいかというと、PS2ではSCEデベロッパに対してハードウェアをローレベルまで公開してしまったからだ。SCEは初代PSでは、ライブラリである程度までハードを吸収して抽象化、ローレベルへの直接アクセスをほぼ禁止した。ところが、PS2では逆にランタイムライブラリでのハードウェアの抽象化はほとんど行なわず、レジスタマップまで全て見せてしまった。

PS2ではハードは裸に見えるため、ゲームデベロッパは、徹底的にローレベルでハードを叩いて性能を追求した。ドキュメント化されていない部分のグレーな使い方も、最初はかなりあったという。そのため、SCEはローレベルまで全く挙動が同じ動作をするプラットフォームを用意しないと、PS2タイトルの互換性を確保することができない。6年前、PS2の立ち上げを急いだあまり、ソフトウェア開発で近道してしまったツケが、回ってきたとも言える。

複雑なハードをギリギリのタイミングで叩くソフトウェアを、ソフトウェアエミュレータ上で、十分な互換性を確保しながら走らせるのは極めて難しい。あれだけソフトウェアでラップしたXbox上のタイトルでさえ、ソフトウェアエミュレーションのXbox 360では互換を取るのに苦労している

面白い話が読めました。 要は、PS3はハードウェア的には優れているが、PS2の時にとった戦略が勇み足過ぎたという事ですか。 SONYもそれが分かっていたなら完全互換なんて簡単に言わなければ良かったのにという感想です。 ぶっちゃけPS3で動かなければPS2使えばいいという話ですけどね。 まあ当分はそれでよくても、今後はファームウェアアップデートで対応していくのでしょうか。 やっぱPSPみたいにソフトに収録?