デルタ4ヘビーロケット、打ち上げ準備中に液体酸素燃料が流出 [Technobahn]

ボーイングが開発を進めてきたデルタ4ヘビー(Delta 4 Heavy)ロケットが米フロリダ 州ケープカナベラル空軍基地内のロケット発射場で、打ち上げに向けた最終リハーサル を実施中にロケットの燃料タンクから液体酸素が流出。流出した液体酸素に触れたため ロケット発射台の金属製の構造部分が損傷していたことが15日、ロイター通信などの報 道によって明らかとなった。

当初の打ち上げは4月1日が予定されていたが、ロケット発射台の損傷のため、打ち上げ は夏頃まで延期される見通しとなった。

デルタ4ヘビーロケットは低軌道に23トン、静止軌道に4.3トン−12.9トンのペイロード を投入可能な世界最大級の大型ロケット(米国が保有するロケットのなかでは最大)。 2004年に打ち上げ実験が成功。米国政府のミサイル警戒衛星などの軍事衛星を搭載して 2号機の打ち上げ準備が進められていた最中の出来事となる。

極低温点検でしょうか。 第1段を両脇に2本束ねるというガイでマッシブなHeavy型は久々の打ち上げらしいので楽しみにしてましたが、これで延期。