国際宇宙ステーション、露区画のコンピューターすべて故障 [読売]

国際宇宙ステーション(ISS)で13日、ロシアの区画を制御するコンピューター3台がすべて故障した。

米航空宇宙局(NASA)によると、3台とも停止したのは初めて。ロシア区画は、ISS全体の維持に不可欠な機能を担っているため、最悪の場合、ISSに滞在する飛行士全員が地上へ引き揚げねばならなくなるという。

最も懸念されているのが、ISSの姿勢制御。通常は米国の区画にある「ジャイロ」というコマのような装置などが担うが、しばしばロシア区画の噴射装置で補う必要がある。現在はドッキング中のスペースシャトルアトランティス」の噴射装置で代用できるが、その期間は限られている。

ISSには、2000年から飛行士2〜3人が約半年ごとに交代で滞在している。

>>ISSで露製コンピューター停止、シャトル滞在に影響も [CNN]

NASAの宇宙ステーション計画マネジャー、マイク・サファレンディーニ氏によると、ISSには56日分と充分な酸素と水があり、しばらくは問題ないという。

コンピューターが停止した原因は不明だが、ISSの滞在クルーが数日以内に修理する予定。

しかし、少なくとも1台が復旧できない場合は、3人の長期滞在クルーを地球に帰還させるとしている。

これは、ロシアのプログレス補給機による軌道修正が出来ない状態という事でしょうか? それがいつ必要になるのかは知りませんが、シャトルが行っている間で幸いでしたね。