アレス、上段エンジンはP&WR [sorae.jp]

NASAは7月16日、開発を進めている次世代ロケット「アレス1」と「アレス5」の上段エンジン「J-2X」の設計、開発、試験について、12億ドル(約1500億円)でプラット・アンド・ホイットニー・ロケットダイン社(Pratt and Whitney Rocketdyne)と契約を結んだことを発表した。

この契約は2006年6月2日に始まった開発を継続するもので、契約期間は2012年12月31日までとなっている。契約には地上及び飛行試験なども含まれており、J-2Xエンジンの最初の地上試験は2010年3月に行われる予定となっている。

アレスは現在アメリカが開発中の月ロケットで、その2段目にあたるJ-2Xエンジンはアポロ計画におけるサターン5ロケットで使用されたJ-2エンジンの改良型だそうです。 それなりに推力の大きいエンジンとはいえ、エンジンだけで開発予算1500億円。 まあこれが標準的なんでしょうけど、日本じゃ初の大型液体ロケットH-IIの開発全体で2000億円(後に予算追加され約2700億円)。 ちなみに改良型であるH-IIAの開発費は約1200億円。 げに恐るべきは過小予算、それでも結構良好に飛んでいるというのが… 脱線しまくりw