打ち上げ目前! ペーパークラフト「かぐや」も登場 [朝日]

実物の「かぐや」はマイクロバスほどの大きさだが、ペーパー「かぐや」は長辺約8センチ。折りたたまれた太陽電池パドルが、本物さながらに大きく展開する。

センサーも装備も実機仕様にした。月の裏側の様子を探る子衛星は、本体から取り外し可能。地球と交信するための「ハイゲインアンテナ」は、自由な角度に動かせる。

するすると伸ばしたり縮めたりできるマストも実物どおりだ。実際のマストは長さ12メートル。小さくたたんで収納し、月周回軌道で展開する。マストの先には、「月磁場観測装置」が取り付けられている。

打ち上げ後は、ペーパー「かぐや」を使って、宇宙空間の「かぐや」の状態を説明するという。

寝る間を惜しんで設計したが、一般公開には、探査機の姿勢制御装置「スタートラッカ」やセンサーの一部が間に合わなかった。パーツがそろい次第、作り方と一緒にホームページに掲載し、誰でもダウンロードできるようにする予定。ただ、設計者の阪本さんも、組み立てに4時間かかったというので、完成させるには時間と覚悟が要りそうだ。

夜なべ3号ですね。 公開楽しみにしてます。