STS-120 外部燃料タンク修理へ [sorae.jp]

NASAは8月24日、10月に打ち上げ予定のスペースシャトルディスカバリーSTS-120)の外部燃料タンク(ET-120)をX線で検査した結果、断熱材に亀裂が見つかったと発表した。

亀裂はアルミタンク表面と断熱材の間にある、超軽量アブレータ(SLA:Super Lightweight Ablator)と呼ばれる部分で見つかり、亀裂の大きさは数インチ程度。NASAによると、外部燃料タンクの修理には10日ほど必要で、ディスカバリーの打ち上げには影響しない見通しである。ディスカバリーの打ち上げは現在10月23日に予定されている。

また、シャトル計画マネージャーのウェイン・ヘール氏(Wayne Hale)によると、同様な亀裂は8月8日に打ち上げたエンデバーSTS-118)にもあった可能性が高く、それによって外部燃料タンクに氷が付着、落下し、機体に損傷を与えたかもしれないようだ。

さらに、亀裂は製造工程で生じた可能性もあることから、ウェイン・ヘール氏は、12月に予定されているスペースシャトルアトランティスSTS-122)と、2008年2月に予定されているスペースシャトルエンデバーSTS-123)の打ち上げが延期される可能性もあると述べている。

どうやら先の打ち上げも同様の原因であったと特定されたようです。 再開の目処は立ったという事で、やれやれですね。