嫦娥1号、24日打ち上げ=初の月探査に着手−中国発表 [時事]

中国の国防科学技術工業委員会は22日、初の月探査衛星「嫦娥(月に住む仙女)1号」を24日午後6時(日本時間同7時)ごろ、「長征3号A」ロケットで四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げると発表した。

お、ようやく打ち上げ日が決定したようです。 明後日っすかw

月探査衛星「嫦娥1号」 打上げ準備進む [人民網]

嫦娥1号には予備用の衛星が用意されている。打ち上げ失敗の場合には、失敗の原因を分析した後、予備衛星に改良を加え、月周回探査の計画を再開することができる。予備衛星の打ち上げまでは1年以上の研究猶予期間を置く。主な設計は嫦娥1号と同じ。予備衛星は、打ち上げが理想的な成功を収めた場合でも、さらに改良を加えることによって中国の月探査事業に一層の深さと広がりをもたらすことを役割としている。

探査機の実績無いのに一発勝負かと思いきや、予備機ありで再打ち上げ可能だそうです。 これは用意のいいことですね。

衛星打ち上げの準備作業は順調に進んでおり、打ち上げが成功し予定通り軌道入りを果たせば、11月6日に最初の月写真が送られてくることになっている。

国防科学工業委員会がすでに公開発表したところによると、嫦娥1号の主要任務は、月表面の三次元立体映像撮影・月表面の有用元素含有量と物質分布状況の分析・月の土壌の厚さ観測・地球と月の間の環境調査。すべてが順調であれば、嫦娥1号は3カ月以内に全ての決められた任務を終え、寿命1年の残りの時間を別の研究に充てることにしている。

3ヶ月ですか。 んー、随分サクッと観測済ませちゃうんですね。 打ち上げから2週間後には画像を送ってくるとありますが、これは観測画像の事でしょうか? 試し撮りとかですかね。 地球観測衛星ですら校正に月単位の時間をかけるわけですから

月探査衛星「嫦娥一号」紹介 [人民網]

衛星「嫦娥一号」は、衛星「東方紅三号」のプラットフォームが利用され、今回の打上げに適応するための改造が進められた。「嫦娥一号」の外観は「東方紅三号」と類似しており、衛星本体は2.22メートルの×1.72メートル×2.2メートルの六面体。両側には開閉式大型ソーラー翼がそれぞれ装備され、両側のソーラー翼全開時の最大径長さは18メートルに達する。重量は2350キログラム、設計寿命は1年、月表面から高度20キロの軌道を回る。

「高度20km」は200kmの打ち間違えでしょう。 嫦娥通信衛星のバスをベースに開発されているそうです。 なんか月周回の実績作りって感じがしてきた。