次期固体ロケット打ち上げ 11年度末、内之浦から 3段式を開発/宇宙機構検討 [南日本新聞]

固体ロケットの一段目にはH2Aで使用している固体補助ロケット(SRBA)を、2、3段目には昨年9月で運用が終わったM5ロケットの改良型モーターを採用。初号機打ち上げ費用を含む開発費は、計画当初の100億円から倍増し200億円となる見込み。
打ち上げ能力は地球低軌道に1.2トン、極軌道に500キロ。機体が小型化するため、絶対的な能力はM5の約3分の2となるが、2、3段目の性能が優れるため、ペイロード比(ロケット全体に占める衛星重量の割合)は向上する。1回あたりの打ち上げ費用は25億−30億円とM5の約3分の1を目指す。
また、打ち上げ前の点検をロケットが自律的に行うシステムにすることで、発射管制にかかわる人員を省人化。M5の課題だった運用の効率性にもメスを入れる。
研究チームリーダー森田泰弘教授は、「少人数で毎週打てるようなロケットを目指す。公式的に射場第一候補の内之浦が、いろいろな条件を分析すると最適だと考えている」と話した。
名称は「イプシロン(E)」などが候補に挙がっている。

どうやら3段案で固まってきたようですね。 ただ打ち上げ予定が11年度に繰り下がってるのが気になるところ。