ATV、ISSとドッキング [sorae.jp]

ジュール・ベルヌ」がドッキングに成功した模様です。 おめでとうございます。

欧州補給機(ATV:Automated Transfer Vehicle)第1号「ジュール・ベルヌ(Jules Verne)」はアメリカ東部夏時間4月3日10時45分(日本時間23時45分)、国際宇宙ステーションISS)とドッキングした。

レーザーベース光学システムを使用し、自動ドッキングは順調に行われ、第16次長期滞在クルーが見守る中、「ジュール・ベルヌ」はズヴェズダ・サービスモジュールに無事ドッキングした。

「ATVのドッキングは、宇宙探査の国際舞台において、ヨーロッパの壮大な新しい一歩を示した」

今回のドッキング成功を受け、ESAのジャン・ジャック・ドルダン長官(Jean-Jacques Dordain)はこのように述べた。

「ATVの自動ドッキングの成功について、私は欧州のパートナーに喜びを表すと共に、とても誇りに思う。これまでロシアだけが、宇宙での自動ドッキングを成功している」

一方、NASAのマイケル・グリフィン長官(Michael Griffin)はこのように述べた。

今回のATVには食料、水、酸素、推進剤の他、衣服、「コロンバス」とATVの軌道上交換ユニット、記念品など、計2.8トン以上の物資が搭載されていた。

動画を落として見ましたが、スムーズなドッキングでしたね。 先日まで接近テストを繰り返していましたが、自律制御には機能美を感じますねえー。 ちなみに、ロシアのポートにドッキングするために自動ドッキングの技術はロシアから導入しているそうですが、日本の補給機「HTV」がドッキングするのはポートの径が大きい共通結合機構で、こちらは誘導装置が付いていないためシャトルと同様に手動でドッキングする必要があり、ISS近くで相対的に静止したのちカナダアームで掴んで「ハーモニー」に接続します。