ロシア版スペースシャトル「ブラン」、展示のためにドイツに移送 [Technobahn]

つわものどもが夢の跡

ロシア版スペースシャトル「ブラン(Buran)」がドイツの航空宇宙博物館によって買い取られ、近く、ドイツに移送されて展示されることが6日までに明らかとなった。

「ブラン」とは、1980年代に米国のスペースシャトルに対応するために旧ソビエト連邦(現ロシア)によって開発されたロシア版スペースシャトル。1988年には初飛行にも成功したが、1991年のソ連崩壊の影響を受けて、その後は計画が頓挫。1号機はその後はモスクワのゴーリキー公園で展示されてきた。

今回、この「ブラン」を買い取ったのは、ドイツのテクニーク・ミューゼウム・スペイエル(technik museum speyer)という航空宇宙博物館。同博物館はB747を始めとする数多くの航空機を展示公開しており、博物館では「ブラン」に関しては現在、建設を進めている新展示スペースの中核に据えたいと説明している。

「ブラン」は6日から移送作業が開始されており、今週から来週にかけてドイツに到着する予定だ。

「ブラン」の公開は夏頃の予定。

実はアメリカのスペースシャトルより高性能だったりしたブランですが1度飛行したきりで野ざらしでした。 これで少しは報われるでしょうか。