火星に「水」、NASA確認 採取の土に含有 [朝日]

ついにやりましたね。

フェニックスは6月に撮影した写真の分析から、地表のすぐ下に氷があることを確認していた。今回、それが水が凍ったものだという「証拠固め」ができた。

フェニックスは、火星の地表を掘り返して採取した土を加熱して、放出されるガスを分析するとともに、サンプルの融点や沸点も測っている。

氷を加熱すると、地球上の1気圧の条件では0度で融点に達し、急に温度があがりにくくなる。今回、深さ5センチのところから採った土を加熱する実験で、同様の現象が起こり、水蒸気も放出された。

ただし、加熱したサンプルに含まれる水分は少なく、数%とみられている。

研究チームのウィリアム・ボイントン・アリゾナ大教授は「融点の確認も水蒸気の放出もどちらも重要。片方だけでも水の確認になると考えている」としている。

素晴らしい成果。 これまでにも軌道上からの観測などでデータは得られていましたが、直接採取し確認したのは史上初であります。 これを受け、8月末までだったミッション期間が延長され9月末までとなったそうです。