火星に生命存在の可能性?「NASA近く発表」と米専門誌 [読売]

米専門誌アビエーション・ウイーク(電子版)は1日、米航空宇宙局(NASA)が、火星の生命存在の可能性に関する重大な発見を8月半ばにも発表する計画だと報じた。

同誌は、この重大な発見が、火星で水の検出に成功した米探査機フェニックスに搭載された分析装置MECAで得られたと指摘。分析は現在も進行中で、発表が9月にずれこむ可能性もあるが、NASAはすでにホワイトハウスにも説明したとしている。

水の確認などを発表した7月31日の記者会見で、NASAはMECAの成果に関する質問を避けるため、担当の研究者を出席させなかったという。

フェニックスは、生命の検出を目的とした装置は積んでいないが、MECAには、2マイクロ・メートルまで見分ける光学顕微鏡とさらに解像度の高い「原子間力顕微鏡」が設置されており、細菌が視野に入れば撮影できる。

ふむ、あくまで可能性に関する話のようですが、ホワイトハウスまで噛んでるのはちょっとただ事ではない雰囲気がありますね。 これは続報に期待しましょう。

■関連:White House Briefed On Potential For Mars Life [AVIATION WEEL]

Sources say the new data do not indicate the discovery of existing or past life on Mars. Rather the data relate to habitability--the "potential" for Mars to support life--at the Phoenix arctic landing site, sources say.

Phoenix scientists have said from the start that neither the TEGA organic chemistry lab nor the MECA wet chemistry system could detect current or past life.

MECA's two microscopes do, however, have the resolution to detect bacteria--which would be life. Sources, however, say the microscopes have not detected bacteria.

元記事はこれのようですが、どうやら「生命を見つけたと言うよりは、それらが存在し得る環境かどうかに関するデータ」みたいな事を言ってるようです。 「バクテリアは見付けてないよ」とかも言ってますね。 まだ直接的な発見がなされたわけではないようです。