次の打ち上げはエンデバー [sorae.jp]

スペースシャトルアトランティスSTS-125・HST-SM4)の打ち上げ延期を受け、NASAは10月3日、その次のミッションであるスペースシャトルエンデバーSTS-126)を繰り上げ、11月14日に打ち上げると発表した。

エンデバーの打ち上げ日時はアメリ東部標準時間11月14日19時55分(日本時間11月15日9時55分)に設定され、今回のミッションでは多目的補給モジュール(MPLM)を搭載し、食料品、補給品、実験装置などを国際宇宙ステーションISS)に運ぶ。また、計4回の船外活動を実施し、異常を起こしている太陽電池パドル回転機構(SARJ)の修理なども行う予定となっている。

船長はクリストファー・ファーガソン宇宙飛行士(Christopher Ferguson)、パイロットはエリック・ボエ宇宙飛行士(Eric Boe)が務め、ステファン・ボーエン宇宙飛行士とドナルド・ペティ宇宙飛行士らがミッションミッション・スペシャリストとして搭乗する。

一方、アトランティスについて、NASAは来週にペイロードベイ(貨物室)からハッブル宇宙望遠鏡のハードウェアを取り出し、危険搭載貨物修理施設(PHSF)に戻し、10月20日に、アトランティスを39A発射台からシャトル組立棟(VAB)に戻す予定。また、これに伴い、NASAは10月25日、現在39B発射台にセットされたエンデバーを39A発射台に移す。

どうやらアトランティス打ち上げ延期を受け、バックアップとして待機していたエンデバーを予定通り次のミッションに打ち上げるそうです。 となると、来年春の「きぼう」関連の打ち上げへの影響も少なくて済みそうですね。