チャンドラヤーン1号、月周回軌道投入成功 [sorae.jp]

インドの月探査機「チャンドラヤーン1号」がついに月周回軌道に入ったようです

インド宇宙研究機関(ISRO:Indian Space Research Organisation)は11月8日、「チャンドラヤーン1号」の月周回軌道投入に成功したことを発表した。

月周回軌道投入マヌーバはインド標準時間11月8日16時51分(日本時間21時21分)に始まり、メインエンジンによる噴射は13分37秒間行われ、「チャンドラヤーン1号」は遠月点高度7502km、近月点高度504km、周期約11時間の楕円軌道に投入され、インド初の月周回探査機が誕生した。

現在、「チャンドラヤーン1号」の全システムが正常に稼動しており、順調に飛行を続けている。「チャンドラヤーン1号」は最終的に高度100km、周期約1時間のほぼ円形の観測軌道に投入され、搭載している地形マッピングカメラ(TMC)、近赤外線カメラ、X線カメラ、月鉱物マッパー(M3)などを用いて、2年間にわたって月面を観測する。

なお、月周回軌道への探査機の打ち上げ成功は、アメリカ、旧ソ連(ロシア)、日本、中国に次いで5ヶ国目。

地球周回軌道で5回の軌道変更を行った後、遷移軌道を経て近月点高度504kmの軌道に入ったそうです。 「かぐや」は最初から近月点高度が100kmでしたから、意外に高い軌道に入れた印象。 今後「かぐや」と同じ高度100kmの円軌道に入れるわけですが、効率的にはどう異なってくるんでしょうか。