日本の宇宙開発転機 [読売]

「成功すれば、日本も宇宙開発への貢献度が高まる。楽しみ」

昨年暮れ、完成したばかりのH2Bロケット発射場に立った宇宙航空研究開発機構の園田昭真・鹿児島宇宙センター所長(60)は、こう期待を語った。9月にも国際宇宙ステーションへの補給機(HTV)がH2B種子島宇宙センターから発射される。

熊本県八代市出身。1971年に機構の前身である宇宙開発事業団に入り、N1からH2Aまで計42機の打ち上げに、管制部門などで参加した。今月に打ち上げ予定のH2A15号機では、機構側のトップである「安全監理責任者」を務める。約40年間、ロケットとかかわってきたが、3月に定年を迎え、15号機が職員として最後の大仕事となる。

昨年4月、南種子町内に家を建て、種子島への永住を決めた。「何年かかるか分からないが、生きている間に、種子島から有人宇宙船が飛び立つ姿を見るのが夢」。その第一歩ともいえる、HTVH2Bの雄姿を、この島で見守ろうと思っている。

超ベテランの園田さん。 島に骨を埋めるようです。 多分、遠くからも同じ夢を見てる人がいっぱいいますよ。

「今後、有人宇宙船を送り出す議論が国内で起きるかもしれない。だが技術的には可能と考えている」と話すのは、同機構の有人宇宙環境利用ミッション本部長を務める白木邦明理事。問題は、大気圏に宇宙船を突入させた後も消滅しない機材の開発などとしたうえで、「日本は予算的な制約が大きく、宇宙船の着陸場所の確保といった問題もある。もし実現を目指すなら、他国と組む道を探るのが現実的かもしれない」と話した。

HTV絡みで有人ネタに触れられるのがちらほら増えてきた感じがします。 実現させるためにも是非打ち上げに成功して欲しいですね。 着陸場所はどうでしょう。 「はやぶさ」のカプセル回収予定地のオーストラリアとかどんなもんでしょうね。