【速報】Opera新JavaScriptエンジンCarakan発表、50倍高速化も [MYCOM]

主要なプレーヤとして熱狂的なファンを抱えているブラウザだが、これまでJavaScriptエンジン競争に積極的に参加していないものがあった。Operaだ。しかし4日(ノルウェー時間)、Carakan - By Opera Core ConvernsにおいてOperaの次期JavaScriptエンジンが明らかにされた。Carakanはこの数カ月の間に数名の開発者とテスタで組まれたチームによって開発された新しいJavaScriptエンジンと説明されている。

Carakanと、従来のJavaScriptエンジンFutharkとの違いで注目されるのは特に次の2点。

OperaはPCのみならずさまざまなデバイスへ移植されている。そのため他のビッグプレーヤと異なり、ネイティブコードを生成しない状態でもそれなりの速度を実現しなければならないという命題を抱えている。

ブログの内容によればネイティブコード生成機能を使わない状態でも、Opera 10 Alpha Presto 2.2 ECMAScriptエンジンと比較してSunSpiderベンチマークで2.5倍の高速さを示しているという。また、まだネイティブコード生成版ではフルスケール試験は実施されていないものの、いくつかの個別の試験で5倍から50倍の高速化が確認されているという。

最近では「高速化」で競合ブラウザにやや水をあけられている感じでしたが、どうやら抜本的にSavaScript周りに手を入れ始めているようです。 10.Xあたりで導入となるんでしょうかね。 春以降には形が見えてくるかな。