北ミサイル発射 4月4〜8日か IMOなどに事前連絡 [産経]

朝鮮中央通信によると、北朝鮮は12日、衛星発射をめぐり国際民間航空機関(ICAO)と国際海事機関(IMO)に「必要な資料を通報(提出)した」と発表した。また、衛星登録に関する協約など関連する2件の宇宙条約にも加盟した、と明らかにした。

韓国の聯合ニュースは情報消息筋の話として、北朝鮮が4月4日から8日までの間に衛星を発射するとIMOに通報した、と報じた。

ミサイル発射やロケット打ち上げは、ICAOやIMOが、航空機や船舶の安全を確保するため事前通報の義務を課している。

ICAO・IMOに通告したようです。 宇宙条約にも加盟せず、事前通告もせずに権利だ何だと言い張るだけだった北朝鮮がまさか通告するとは思わなかったので、ほんのちょっとだけ感心しました。 まあいずれにしろ国連決議とかに違反してますし身勝手な行為には変わり無いんですけど。

北朝鮮、日本海側へ発射計画 来月4−8日に「衛星ロケット」 [共同]

聯合ニュースなどによると、北朝鮮は「実験用通信衛星」を打ち上げるとし、ロケットの1段目は日本海に落下し、2段目は北太平洋に落ちると通報したという。

IMO広報担当者も北朝鮮から通報があったことを確認した。近く加盟国に向け、船舶の安全航行に関する情報をウェブサイト上で公表するとしている。

「衛星」発射、北朝鮮が危険区域を指定…秋田沖と太平洋 [読売]

北朝鮮の通報によると、危険区域は、〈1〉秋田県沖130キロの海域(東西250キロ×南北20キロ)〈2〉千葉県東方2150キロの海域(東西800キロ×南北160キロ)。4月4日から8日までの毎日午前11時から午後4時まで、危険区域に指定するとしている。これは、日本海にロケット(ミサイル)の1段目が落下し、日本上空を通過してさらに太平洋に2段目が落下することを示すものとみられる。

海上保安庁は12日夜、4月4日から8日までの午前11時から午後4時までの間に、日本海側や太平洋海域を航行する船舶に対し、注意を呼びかける警報を出した。国土交通省航空局も、航空機に対して注意を呼びかける方針だ。

やはり東方向に向かって打ち上げられ、1段目が秋田県沖、2段目が太平洋に落下すると思われるらしい。 まともに飛べば。

「人工衛星」迎撃に先手 北のカード無力化へ [産経]

米国の早期警戒衛星によるミサイル発射情報に基づき、イージス艦と地上のレーダーが探知・追尾する。弾道ミサイルは発射してから上昇中に早ければ2分程度でロケットエンジンの燃焼が終わり、速度と弾道が安定。「その時点で加速度を計算すれば、飛翔コースと着弾予測地点を特定できる」(同)

日本の領土や領海に飛来すると判明すれば、自衛隊は迎撃。日本を飛び越えて米国に向かう場合は、集団的自衛権の行使にあたるとして迎撃は見送る。

迎撃は二段構えだ。まずイージス艦海上配備型迎撃ミサイル(SM3)が大気圏外で撃ち落とし、失敗すれば地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が着弾直前に迎え撃つ。

SM3の迎撃可能な高度は100キロ程度で、ハワイ近くまで届く最大射程でテポドン2号を発射すれば高度は1000キロに達し、迎撃できない。ただ、不具合で落下したり、注入燃料を抑制して射程を短くしたりする恐れもあるため迎撃に備え、「日本海に2隻のイージス艦を配置すれば日本全土を防護できる」(防衛省幹部)。

防衛省的にはやはり日本の領土・領海に落下してくる場合において迎撃を行なうようです。 まあ妥当な所でしょうね。