H2B先端部の分離試験成功 種子島で30日組み立て [南日本新聞]

宇宙航空研究開発機構宇宙機構)は12日、9月11日に打ち上げる新型ロケット「H2B」の先端部分(フェアリング)の分離試験を川崎重工業播磨工場(兵庫県播磨町)で行い、成功した。機体関係の試験はこれですべて終了。8月30日に種子島宇宙センター南種子町)で1、2段目エンジンやフェアリングを組み立てる。
フェアリングは、国際宇宙ステーションに物資や実験機器を届ける無人宇宙船「HTV」を格納する。打ち上げ時の空気との摩擦熱などからHTVを保護する。
試験は、HTVを放出する際にフェアリングが左右2つに分離するかを確認するのが目的。留め具のボルト558本すべてを、仕掛けてある火薬に電気を通して爆破すると、高さ15メートル直径5.1メートルのフェアリングは予定通り、先端部から2つに割れた。

JAXAと川重、「H2B」ロケット先端部の分離試験に成功 [日経]

今回は2系統ある火薬の1系統だけの作動でも分離できることを確認した。

H2Bロケットの部品作動試験成功 川重播磨工場 [神戸新聞]

フェアリングは打ち上げ後、高度120キロ地点でロケットから分離して太平洋上に落下する。アルミ合金製で直径5・1メートル、長さ15メートル、重さ約2・6トン。川重が設計、製造を担当。補給衛星の大型化に対応し、従来のH2Aロケット用に比べ長さを3メートル伸ばした。

先日強度認定をパスした新型フェアリングですが、分離試験も成功裡に終えた模様です。これで全ての要素にゴーサインが出て、HTVを格納し打ち上げを待つのみとなります。いよいよですねえ。