第442回:【CES】ソニー、ハンディカムだけで14モデルを発表 カムコーダは独走態勢? 〜 グレードアップして帰ってきた「アレ」もすごい! 〜 [AV Watch]

昨年秋冬モデルは、内蔵メモリタイプのHDR-CX520V/500Vしか出ていなかったが、今回は各モデルで、同スペックのメモリタイプとHDDタイプの両方が出る。

HDR-CX550VとHDR-XR550Vは、裏面照射型CMOS「Exmor R」搭載の最上位モデル。CX550が内蔵メモリ64GBで1,299ドル、XR550が内蔵HDD 240GBで1,399ドルである。

レンズは上位モデルの証とも言えるソニーGレンズで、今回はなんとビックリの超広角レンズを搭載してきた。35mm換算で、動画29.8mm、静止画26.3mmでの光学10倍ズームレンズある。コンパクトデジカメでは一昨年あたりから広角がブームになっていたが、ビデオカメラユーザーがずーっと待ち望んでいた広角モデルがいよいよ登場することになる。

撮像素子は得意の「Exmor R」で、1/2.88型総画素数663万画素、動画有効画素数415万画素のクリアビッド配列。静止画はクリアビッドによる信号処理で830万画素となっている。また大人気の手ぶれ補正だが、今回は3軸補正に加えてまた一歩進化した。テレ側は光学10倍ズームに重ねて電子ズームも併用し、これによりテレ端でもワイド側のアクティブモード相当の手ぶれ補正が可能になったという。光学ズームとの併用では、トータルで14倍ズームとなる。

撮影モードも、従来はFHモードの16Mbpsが最高画質だったが、今回はさらに上のFXモードを搭載し、24Mbpsでの撮影が可能になった。従来エンコードが厳しい絵では画質的に負けていた部分が、これでカバーできるだろう。他社と同じくFXモードではDVDへの記録には対応しないが、もうAVCHDのDVD記録というのは役目を終え、次はBlu-rayに行くというシナリオなのかもしれない。なおDVD書き出しが可能なFHモードも、今回から1Mbps増えて17Mbpsとなっている。

とどめに液晶モニタは、3.5インチと大きくなり、高コントラストかつ黒がしっかり締まる「TruBlack」液晶が採用された。寡聞にして知らなかったが、同社のフォトフレームで採用されていた、人気の液晶なのだそうである。

ヤバいなこれ! 今使ってるCX-12も良いんですが、手ぶれとか暗所ノイズが気になってるんですよね。これはもうほぼ完璧なスペックなうえにワイコン要らずになってしまっていますw うう〜ん、でも最近ちょっとデジイチが欲しくなってきてるんですよね…