【フィギュア】浅田、トリプルアクセル2回成功も金ヨナに届かず銀メダル [産経]

ショートプログラム(SP)を終えて金ヨナ(韓国)を4.72点差で追う2位の浅田真央中京大)は22番目に登場。浅田は2回のトリプルアクセル(3回転半)には成功したものの、途中着氷が乱れるわずかなミス。フリーで131.72をマーク。SPとの合計で205.50となり、金ヨナに及ばず、銀メダルとなった。

金ヨナが世界最高得点の演技の余韻が残るリンクに、赤と黒の衣装で登場した浅田。

浅田は鍵となる冒頭のトリプルアクセルトリプルアクセルダブルトウループ(2回転)の連続ジャンプに成功。その後、重厚なラフマニノフ前奏曲「鐘」の調べに乗り、荘厳なスケーティングを披露。トリプルフリップからダブルトウループへの連続ジャンプも決めた。

完璧な演技を続けていた浅田だが、中盤でジャンプの回転不足からバランスを崩すわずかなミス。最後は腰に手を当てて天を仰いだ。

キム・ヨナが世界最高得点で金、浅田は銀、安藤5位入賞 [朝日]

浅田選手、悔し涙流してましたね。負けたことはもとより、自身が求める完璧な演技が出来なかったことが相当悔しかったんでしょうし、素直におめでとうとは言いにくいですが、その後の番組出演ではまた明るい表情が戻ってて良かったです。しかし、初の五輪で3回転半を2回決めて銀メダルって相当凄い事ですよね。これって男子で言えば4回転2回決めたようなもので、女子フリーじゃ世界初だそうですが、間違いなく歴史に残る素晴らしい演技だったと思います。ただその後にジャンプが1回転になってしまったりなどがあったのが響きましたね。ミスの許されないメダル争いの中、キム・ヨナ選手がノーミスで演じ切り金メダルに輝いたのは流石です。ただ、あの演技要素で歴代最高得点と言われるとそこは素人目にも違和感ありますが。GOEだけでここまで差が開くとプルシェンコ選手がぼやく気持ちも分かる気がします。あれノーミスどころか4回転2発でも届かないんじゃ… しかし演技後に浅田選手が素直に負けを認めて次の目標を口にしていたあたりは本当に強い19歳だと思いました。是非ソチで雪辱を果たしてください。
安藤美姫選手もノーミスでフリーを演じきって4年前の挫折を乗り越えた感がありますね。スコアが思ったほど伸びなかったのが残念ですが、次は4回転を魅せてもらいたいものです。鈴木選手も入賞に食い込む健闘で、皆晴れ晴れとして手応えを感じているようでした。何だかんだで今回日本人選手の多くが結構いい位置に付けてるんですよね。ただもう一歩という所で…という決定力の差は何でしょうか。埋められない実力差、ではないと思うんですよね。あと最後に滑った日系アメリカ人の長洲未来選手もかなり凄かったですね。こちらも思ったほど伸びませんでしたが、地元カナダのロシェット選手より上手く滑っている気がしましたし、見事なトリだったと思います。