鹿児島大衛星、電波を確認=H2Aで相乗り打ち上げ [時事]

鹿児島大学は2日、金星探査機「あかつき」に相乗りする形でH2Aロケット17号機で打ち上げた大気観測衛星「K−SAT」について、電波受信に成功したと発表した。
同大は打ち上げ初日の先月21日、電波を確認したと発表したが、その後受信できていなかったことが判明。衛星追尾ソフトの改修などを行ったところ、1日夜から2日未明にかけ、衛星からの電波を10数回受信したという。観測データの受信は7日から可能になる見通し。

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同大大学院理工学研究科の西尾正則教授(55)によると、1日午後9時頃に最初の電波をキャッチ。2日午前1時50分頃までに計17回受信できたという。

ハヤトは5月21日、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げられた後、行方不明になった。約300キロ上空の軌道上を秒速7・6キロで航行し、25秒ごとに約1秒間、地上に電波を送る設定。今回受信した電波も同じ間隔で発信され、波形も想定通りという。

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西尾教授は「打ち上げから10日たっても正常作動しており、地域の実力を示せた」と受信を喜んだ。

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同大は当初計画していた大気中の水蒸気を観測する準備を進める。12夜にわたってハヤトを探し続けた発案者の西尾正則・同大教授は「ここから制御不能になったケースもある。慎重に衛星を操作していきたい」と話している。

どうやら1週間後からは観測運用が開始出来る見込みのようです。地上系に問題があったんでしょうか? 何にしろ衛星が元気で何よりです。