本日のイカロス君とあかつきくん

06/2208:14:29: 今日の IKAROS(6/22) - Daily Report - June 22, 2011 [IKAROS-blog]

スピンレートは、ロケット分離後は5rpm、一次展開前は25rpm近くでしたし、
今月初めは1rpm以上だったのですが、現在は0.4rpm近くになっています。
1rpmをイメージする身近な例としてはアナログ時計の秒針が思い浮かぶかも知れませんが、
Ikarosの膜面(横)方向で視野が毎秒6°回転するスピード(角速度)に相当します。
展開後でも2rpm(30秒周期)の頃と比べると現在は0.4rpm(周期2分半以上)ですので、
遠心力も角速度の2乗に比例して小さくなっています。
ここ10年の国内のスピン衛星としては、先代のひまわり(GMS)は100rpmでしたし、
つばさ(MDS-1)は5rpmでした。3年後に打上げ予定の水星探査機BepiColombo/MMOも
15rpmの予定となっていましたので、これらと比べると現在のIkarosはかなりゆっくりです。
視覚的な動きの身近なイメージを強いて挙げるならば、他にいい例があるかも知れませんが、
来週辺りには、割と小型(ゴンドラ数が十数程度)の観覧車の回り具合に
近づいていっている感じでしょうか。

いやほんと、他のスピン安定機と比べても物凄くゆっくりですね。


かなり食に近付いてますね。完全に裏側に回ってからはどれくらいで顔を出すんでしょう?