宇宙飛行士に認定の3人が会見 「シャトル後の時代を担う」 [産経]

 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士に認定された油井亀美也さん(41)と大西卓哉さん(35)、金井宣茂さん(34)の3人が27日、東京都千代田区宇宙航空研究開発機構JAXA)東京事務所で記者会見し、喜びと意気込みを語った。

 大西さんは「以前は期待と不安がない交ぜだったが今は手応えを感じている。スペースシャトルが引退し次の時代を担うことになる」と意気込みを語った。

 医師出身の金井さんは、あこがれの飛行士に、同じく医師出身でISSに滞在中の古川聡さん(47)を挙げた。「古川さんのように、きつい局面でも笑顔で乗り越える能力を身につけたい」と話した。

 最年長の油井さんは「船外活動などとまどう訓練もあったが、40歳を過ぎても成長できるところを見せられた」と笑顔を見せた。

会見の中継動画を見ましたが、和気藹々で楽しかったですw 三人三色という感じで。
金井さんだけ半年遅れで訓練参加でしたが助け合ってカバーしてきたそうです。宇宙を目指そうと思ったきっかけは海自時代の潜水艦という閉鎖環境繋がりで宇宙滞在に興味を持ったことだというのが異色でした。元医師ということもあり目標は古川さん。やはり厳しい仕事をニコニコこなすのが凄まじいそうです。候補生に選ばれた当時新婚だった大西さんはこの2年の間になんとパパに。まだ娘さんは宇宙飛行士の事とか何もわからないけど将来宇宙に飛んだ自分をどう見てくれるのかが楽しみと。サバイバル訓練では水もない状況で泥水をバンダナでこして使うようなハードさだったそうです。あとISSに長期滞在中の若田さんからかかってきた電話が留守電に残っていたのに感激して今でも携帯に残しているそうです。今回の候補者のように必ずしも理系に限らず選ばれていく時代になってきたので、宇宙飛行士を目指す人たちはとにかく自分の好きな事をとことんやっていってほしいと言っていました。油井さんは小さい頃から理科室っ子で先生を捕まえては課外実験をやってたくらいで、ISSでやる実験自体がもう楽しみと意気揚々w 目標は若田さんで、向こうでも凄いリーダーシップを発揮しているのも目の当たりに。訓練期間中にコンステレーション計画が中止になったのはアメリカ人候補生たちには目に見えてショックだったそうですが、そこは切り替えも早かったそうです。今回の3人はもともとISS滞在要員として募集してますのでその辺はあまり影響なかったような気はしますが、ISS後を聞かれると一様に月や深宇宙を口にしておられました。ただし理事長の手前もあるのであくまで個人的な気持ちとしてw 特に油井さんは地質学に凄く興味を持ったと。あと理事長は3人のフライトをどう売り込んでいくのかと聞かれて、まだ先の事だから後任がやるんじゃないかと言って会場笑いw なんか本当に宇宙兄弟の雰囲気そのまんまという感じでした。