ニッポンの宇宙力 世界に挑む8兆円産業 [日経ビジネス]

 今年2月には、経済産業省文部科学省、そして宇宙関連企業など、およそ20人がモンゴルを訪れた。目的は人工衛星やロケットの売り込み。現地の政府関係者や企業などと話し合い、モンゴルが望んでいる衛星の用途を探り、日本の技術の高さを説明した。

 さらに、民間企業同士でも連携を探る動きが出ている。7月下旬、スカパーJSATの植木順・執行役員はチリへと向かった。衛星を利用した防災システムの採用をチリ政府に働きかけるためだ。

 日本の衛星とロケットを使い、衛星打ち上げ後の運用サービスまで一貫して請け負う今回のプロジェクトは、ざっと1000億円の大型商談。受注が正式決定されるのは、来年以降になりそうだが、「システム運用のノウハウは非常に高い。チリで実績をつけて、ほかの国にも拡販していきたい」と植木執行役員は話す。

1000億とはまたでかいビジネスですね。チリで準天頂というわけでもないでしょうから、リモートセンシングか通信でしょうか?