H2Bロケット3号機公開 打ち上げ成功なら民間移管 [朝日]

おおーきたきた!

 3号機の製造、打ち上げ費用は約140億円。機体を制御する電子機器を更新したほか、打ち上げ前の点検を一部省略し、2号機より費用を約7億円削る。機体は14日、種子島宇宙センター(鹿児島県)に輸送される。

 打ち上げに成功すれば、4号機以降は「兄弟機」のH2A同様、三菱重工業が製造から打ち上げまでを担う予定で、外国の人工衛星を打ち上げるビジネスにも応用できる。同社主席プロジェクト統括の秋山勝彦さんは「移管されれば、H2Aを含めて打ち上げるロケットの選択肢が増え、ビジネスの売りになる」と話した。

H2Bロケット3号機、三菱重が公開 今夏打ち上げ [日経]

 三菱重工で事業を担当する秋山勝彦主席プロジェクト統括は「H2Bでは大型の衛星も打ち上げ可能になる。アジアなどの顧客ニーズに対応したサービスが提供しやすい」と意気込みを語った。同社は今年、H2Bに先駆けてH2Aを活用した韓国の衛星打ち上げも予定する。H2Bの打ち上げ移管で受注の幅が広がる可能性が高い。

H-IIA同様にF-0(極低温点検)削除で7億円のコストダウンで、打ち上げ費用は140億円。今回も守秘は無しで答えてくれたようです。

 一方で、三菱重工と並ぶ宇宙ビジネスの雄である三菱電機の問題が、民間主導のアジア展開などのボトルネックになると指摘する関係者は多い。防衛省などに対する過大請求で指名停止処分を受けており、解除の見通しが依然見えていないためだ。

 例えばHTVでは電力関連や姿勢制御などは三菱電機の担当。「仮に他社が手掛ける形になれば、一から設計や製造をやり直さなければならず、時間がかかる」と三菱重工の浅田正一郎・宇宙事業部長はみる。

これに関する質問も出ていましたが、どうやら現時点ではプロジェクトに影響は無いとのこと。とりあえずは安心ですが、やはり指名停止がいつまで続くかですよね。
ニコ生でも見たのですが、その他のネタとしてはH-IIB国産化率は92%で輸入している主な部品は2段目の液酸タンクと液水タンクドームとのことです。アビオの更新はほぼ全てで、今回の更新で今後20機分ほどの部品を確保。およそ20機ごとが見直しの目安だろうとのこと。あと高度化したH-IIA2段目は、現状HTV打ち上げには不要だがH-IIBで商業衛星打ち上げする際には使用するのもアリみたいな話でした。