月面着陸に富山の技術 画像処理部品、実験機に採用 [富山新聞]

お、SLIM。

 魚津市の電子部品メーカー「シキノハイテック」が開発する画像取得・処理部品が、宇宙航空研究開発機構JAXA)の計画する小型月実験機の試作カメラに導入されることが、10日までに決まった。着陸場所の地形認識などに生かされ、富山のものづくり技術が日本の宇宙科学発展の一翼を担うことになる。

 従来の月面着陸は、地形の状態に応じて降りやすい場所を探す必要があり、着陸可能な 地点が限られていた。JAXAの小型月実験機構想「SLIM」では、ピンポイントで「降りたいところに降りる」ことを目指し、実験機自体がカメラの画像を通じて機体の位置や地形を把握できるようにする。

 シキノハイテックの画像取得・データ処理部品「カメラモジュール」は、撮影した画像データを取得、保存。クレーターや段差など周囲の地形を把握、判断する衛星の演算装置に画像データを伝達する機能を持つ。宇宙空間は、高エネルギーの放射線によるノイズや故障など、地上に比べて開発、製造面の課題も多く、安定した性能が求められる。

SDSシリーズなどでも実績があるそうです。