北朝鮮、発射施設を公開 3段式ロケット設置完了 燃料はまだ [産経]

連日北関連で申し訳ありませんが。

 北朝鮮は8日、同国北西部、平安北道・東倉里の「西海衛星発射場」で、長距離弾道ミサイルとみられるロケットを外国メディアに公開した。北朝鮮が打ち上げ施設を外国メディアに公開するのは初めて。

 発射台には全長約30メートルの3段式ロケットが既に据え付けられていたが、北朝鮮が主張する地球観測衛星光明星3号」は弾頭部分に装着されておらず、燃料注入作業も始まっていなかった。

 現場を案内した北朝鮮当局者はまた、ロケットを今後さらに大型化し、静止衛星を打ち上げると言明。さらに、日本海側の施設からも別の「衛星」を打ち上げる計画があると明らかにした。

北朝鮮“衛星”公開 組み立て完了 [NHK]

また、北朝鮮側は、今回搭載される人工衛星の実物だとして、カメラやアンテナを備え、太陽電池に覆われた衛星も公開しました。
発射場の総責任者は「人工衛星を搭載して燃料を注入すれば、すぐに発射できる。燃料は、発射台の地下から自動で注入する仕組みで、時間はかからない」と説明しました。

北朝鮮「衛星打ち上げの取材陣が相次いで平壌到着」 [聯合]

朝鮮中央通信によると、北朝鮮朝鮮宇宙空間技術委員会の要請で訪朝したのは米国のAP通信、CNNテレビ、NBCテレビ、日本の共同通信とNHK、フランスのAFP通信、英国のロイター通信とBBC放送など。ほかにドイツやスウェーデン、スイス、ベトナム南アフリカ共和国などの取材陣も平壌に到着しているという。


本日メディアに公開されたようです。日本からは共同通信NHKが出向いています。上の記事に集合写真ありw
先日の報道では周囲に4本ブースターが付いているかのような分析がされてましたが、見る限りでは2009年の時との外見上の違いはあまりありませんね。発射台のタワーは若干アップグレードされている印象ですが。あと搭載されるという衛星の実物も公開されたそうですが、ということはこれから搭載するわけで、打ち上げは数日後とも言われてますがそのへん間に合うんでしょうか?


ちなみに自分の見解としては金木犀さんSemyorkaさんとだいたい同じ感じです。2009年までの打ち上げは日本本土の頭上を千鳥足でホイホイ飛ばして危なっかしいことこの上なく、更に逆ギレ繰り返した件についてはこんな感じで書き殴りましたがw、まあいずれもメインは衛星打ち上げでしょう。もちろん弾道ミサイルの技術獲得も多分に含まれていることは明らかですが、それだけならいつもの短距離ミサイルと同じように黙ってやるだけですしね。というわけで政府の対応としては現状の方向で進めておくべきでしょう。安保理決議に抵触するのは明らかですし、核実験を何度も強行している以上はとても無視できませんしね。そのへんイランは慎重にやってますよね。打ち上げも着実に成功してますしw
飛行物体の安全性についていえば、開けた東シナ海上空を正常に飛ぶ範囲では問題ないでしょうが、何かの弾みで沖縄島嶼方面に飛んでくる可能性もゼロではありませんし、指令破壊など安全策をどこまで講じているかも不明なので、部隊を展開するのは安全策(そこまでピンポイントで来る確率は本当に低いでしょうが)。まあこれまでに比べれば(北朝鮮にしては)格段に気を使ってはいますし、打ち上げそのものにはご覧の通り結構興味あります。なので打ち上げを見せて貰った上で、政府にはしっかりと対応して頂きましょう。