最悪の失敗、第1段エンジン欠陥が原因か [東亜日報]

専門家らは、打ち上げ直後に爆発したことから、「第1段ロケット推進エンジン」の欠陥の可能性が高いと見ている。韓国航空宇宙研究院(航宇研)のチョ・グァンレ羅老(ナロ)号発射推進団長は、「打ち上げから2分も経たずに空中爆発したのは、第1段エンジンが分離する前にすでに問題が生じていたことを意味する」とし、「エンジン内部でリーク(燃料漏れ)があった可能性が高い」と分析した。内部の燃料配管が圧力に耐え切れず、空中爆発につながった可能性が高いということだ。

燃料漏れがあったのは、ロケットの頂点に搭載された100キログラムの「光明星3号」を宇宙軌道に載せるために、第1段エンジンの推進力を高めすぎたためだと専門家らは分析した。

第1段エンジンでなく、第2段ロケットが分離できずに爆発した可能性も指摘されている。韓国型液体ロケット(KSR−III)の開発を推進した蔡連錫(チェ・ヨンソク)航宇研研究委員(前院長)は、「ロケットの高度が151キロメートルまで上がったことから、第1段ロケットは十分な力を発揮したと考えられる」と指摘した。そして、「第2段ロケットを高度によって点火するように設計したとすれば、第1段と第2段ロケットが分離しない状態で火が噴き、爆発に至る。その場合、第1、2段ロケットがいずれも破壊され、慣性によって数十の破片となって飛び散る可能性がある」と説明した。

なるほど、いろんな見解がありますが、もし1段目の落下海域が計画値に収まっていれば少なくとも第1段の燃焼は正常だった可能性がありますね。