「こうのとり」3号機に搭載した再突入データ収集装置(i-Ball)のデータ取得について [ISS/JAXA]

うおっ、もう来た!

宇宙ステーション補給機こうのとり」3号機(HTV3)に搭載した再突入データ収集装置(i-Ball)は、日本時間9月14日午後2時27分、「こうのとり」3号機とともに大気圏に再突入し、午後3時03分頃、西経129.017度、南緯51.867度(チリ西方沖の南太平洋)に着水したことが確認されました。

所定のデータが正常に受信されており、現在詳細な解析作業を進めております。取得された画像データ(速報画像)をご紹介します。



(画像:JAXA


うおおスゲエ…

なるほど、与圧部内部からの画像ではハッチが物凄く光り輝いていてもう発火寸前という感じです。高度70kmで完全に放出されてからの画像もスペクタクル。機体が破壊され燃えながら散っていく様子が見て取れます。解像度はVGAと聞いているので、元画像はもう一回り大きいかもしれません(→こちらの第8回プレス配信画像に上がっていました)。それにこれらはあくまで速報ですし、事前の説明では放出後に2秒間隔で40枚撮影するとありましたので、もし非常に上手くいっていれば他にも大量の画像が取得されていると思われます。
画像が得られたということは当然、温度や加速度、位置データなどコアなデータもしっかり取得されたと期待できます。いやあ凄い。大成功ですね!


ちなみに今回公開された画像だけでも色々楽しめますよ。画像編集ソフトでトーンカーブをちょっと調整かけてみたりするだけで更に細かい破片などが見えてきます。