ロケットH2型 化学物質流出 推進剤の濃縮作業操作ミス [東京新聞]

 渋川市の日本カーリット群馬工場から化学物質が利根川に流出した問題で、県は二十日、国産ロケットH2型の推進剤として使われる過塩素酸アンモニウムの濃縮作業中に操作ミスによって引き起こされた事故だったことを明らかにした。同社は、異常発生時に設備が安全停止するシステムを構築し、流出防止に努めるという。

 県によると、十八日午前八時半ごろ、気圧を下げて行う過塩素酸アンモニウム水溶液の濃縮作業で、本来、下げないといけない濃縮釜の温度を、誤って高いまま行い、吹き上がった水滴が排水に混入したという。利根川への過塩素酸アンモニウムの流出量は三十キログラムと推定している。県は再発防止へ向けて行政指導した。

あらら。これはSRB-A用固体燃料の酸化剤ですかね。