宇宙飛行士が鍛える、「上司にモノ申す」技術 [東洋経済]

たとえばNASAのフォロワシップ訓練でのことだ。「船長は飛行経験が豊富で、あなたが新人であっても気づいたことは言っていい。『習ったことと違うけど船長は経験豊富だからきっと考えがあるのだろう』などと思って、黙っていてはダメです」と教わったという。

「『沈黙は金』ということわざがありますが、宇宙ではまったく通用しません。わかったときは『わかった』と言ったほうがいいし、異常に気がついたら『気づいている』と声を上げることが求められます」(古川)

しかし、あるリーダーとの出会いで、”遠慮の壁”を破ることができたという。「あるとき、『言うしかない』と思い切って意見を言ったところ、『Good Point,言ってくれてありがとう』という言葉が、経験のある宇宙飛行士から返ってきたんです」。

なかなか難しいですよねえ。リーダーの側にも相当な器量が求められそうです。