イプシロン機体公開 [NHK]

ついに御本尊が!

国産の新型ロケット、「イプシロン」が今月27日に打ち上げられるのを前に、20日、鹿児島県肝付町の発射場で打ち上げのリハーサルが行われ、機体が初めて公開されました。

イプシロンの先端には惑星を観測するための望遠鏡を搭載した人工衛星がすでに載せられていて、1週間後の打ち上げに向け本番を想定した手順の確認が行われました。イプシロン打ち上げの責任者でJAXAのプロジェクトマネージャーの森田泰弘さんは「きょうは本番さながらのリハーサルを行い、特に問題なく進行した。打ち上げにむけて準備が整いつつある」と話していました。

うむ、滞りなく最終リハーサルを完了したようです。余程のことが無ければこれで予定通り打ち上げ当日を迎えられそうですね。

新型ロケット「イプシロン」の成功祈り千羽鶴=地元女性ら、伝統の贈呈−鹿児島 [時事]

 新型固体燃料ロケット「イプシロン」の打ち上げ成功を願い、発射場がある鹿児島県肝付町の女性らが千羽鶴を折り、宇宙航空研究開発機構の担当者に20日、贈呈した。女性らは「新しいロケットの時代が始まる。楽しみ」と27日の打ち上げを心待ちにしている。
 千羽鶴の贈呈は、失敗が続いていた日本初の人工衛星おおすみ」の打ち上げ成功を祈願して始まった。おおすみは1970年に打ち上げ成功。それ以来、地元の内之浦町婦人会は固体燃料ロケットの打ち上げごとに千羽鶴を贈ってきた。

こちらも7年ぶりに復活。無事成功することを祈ります。

新型ロケット弁当・ゆるキャラ…7年ぶり発射、熱い地元 [朝日]

 町と町観光協会は今回、地元の旬の食材を使った弁当も作った。その名も「イプシロンの里弁当」。打ち上げ日に見学場で1千円で販売する。野菜の天ぷらや黒豚のしょうが焼き、シイラのひものなどで「暑い季節にスタミナがつく」のが売りだ。すでに400個分の予約があったという。

じゅるり…しかしツアーはヒット&アウェイなのであります。

 イプシロンと同じデザインのボトルの飲料水も作った。探査機「はやぶさ」の帰還を受け、町伝統のやぶさめと重ねてつくられたゆるキャラはやぶさめくん」も登場。発射場の一般公開などで宇宙をPRしてきた。打ち上げ日は高い気温が予想されるため、見学場には現れない予定だが、町観光協会は「彼も間違いなく成功を祈っている」。

そりゃこの真夏ですから中の人も相当…おっと。ボトル飲料は欲しいですねー。町内で売っているのでしょうか?

 発射場から約2・8キロ離れた見学場となる駐車場では、駐車枠350台が27倍の抽選に。発射場周辺で携帯電話がパンクする可能性があるため、ドコモとau、ソフトバンクの3社は町内に臨時の基地局を置くことを決めた。

3大キャリアが宮原に中継車を送り込む運びとなったようです。さすが注目されてるだけありますね。自分が見学する予定の内之浦漁港は大丈夫なんだろうか…。

1回30億円なり 新型ロケット「イプシロン」が開く宇宙ビジネス [日経]

 実は、まだ先の話がある。今月打ち上げるイプシロンは構成素材である炭素繊維複合材に10年以上前に開発したものを使っているという。内蔵する発電機も1990年代後半の設計。宇宙では、実績のないものは「リスク」となる。

 これらを最新のタイプに切り替えるとどうなるか。例えば、複合材素材は単価で2分の1以下に落とせるという。IHIエアロの木内社長は「今回はまだ安全運転(が最優先)のロケット。リスクとのバランスは必要だが、工夫の余地は大いにある」と話す。

なるほど、森田先生がおっしゃるようにコストダウンはまだまだ可能なんですね。