イプシロンロケットに関する番組を見た

本日の夜はTBS『夢の扉＋』とEテレ『サイエンスZERO』にて連続して放送されましたが、いやー両方とも良かった。夢の扉の方は森田先生に密着して打ち上げ前の緊張感や中止後の落胆、そして打ち上げ成功後の皆の喜びがありありと描かれており、クライマックスは本当に高揚感あふれました。森田先生にかかるプレッシャーたるや相当なものだったはずですが、それでも物腰柔らかな姿勢を決して崩さないメンタルの強さたるや。いやもちろん他のプロジェクトの先生方も肝っ玉座った方々ばかりかと思いますが、自分だったらもう立っていられるかどうかさえ怪しいものですｗ　そして打ち上げ。直接ロケットの姿が見える宮原は勿論のこと、山陰から現れたロケットの勇姿に驚きと喜びの歓声が入り交じる内之浦漁港も捨てがたい雰囲気です。自分は残念ながら9月14日に再びあの場にいることは出来なかったのですが、あの映像は何度見ても鳥肌が立ちます。2年後こそは！
そしてサイエンスZEROの方ではやはり技術的な部分に焦点を当てた内容。イプシロンでの打ち上げ候補に挙がっているSLIMやDESTINYなども取り上げられていましたよ。SLIMは以前特別公開で展示されていたものから若干進化して円筒状の構体になっていました。そして西山先生が担いできたμ-20にも興奮。そして何と森田先生がスタジオに持ってきたのはイプシロンの固体燃料！　そう簡単に発火するものでは無いと思いますが、更に出してきたのが何度も固体推進剤の充填し直しが可能になる熱可塑性樹脂。そして改良型酸化剤ADNで性能が2割向上！と何このテレビショッピング状態でニヤニヤしっぱなしでしたｗ　ADNに関してはまだ技術的障壁があるようですが、更なる性能向上に期待が高まります。