鹿児島大が超小型衛星開発 「KSAT2」2月に宇宙へ [西日本新聞]

 KSAT2は約10センチ四方の立方体で重さ約1・7キロ。大気中の水蒸気の分布などを観測し、集中豪雨などの研究に役立てる。2010年に打ち上げた1号機は電力が足りず、地上との通信も途絶えてしまった。KSAT2は前回の反省を踏まえ、宇宙空間で両手を広げるように開く2枚の太陽電池パドルで発電力を増強。通信回線も2重にして、追跡用発信機も新たに装備した。10年から、3千万〜4千万円かけて開発した。

 プロジェクトマネジャーを務めた鹿児島大大学院理工学研究科の修士1年、森田大貴さん(23)は「自分たちが作ったものが宇宙に行くのは感慨深い。今度は迷子にならず大成功してほしい」と目を輝かせた。

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 「結」が地球を周回する期間は3〜6カ月の見込み。データ受信者の交流ネットワーク構築のほか、宇宙での利用実績がない制御系半導体マイコン」や、貼り付ける形の「パッチアンテナ」が宇宙で機能するか評価試験も実施する。

 開発チームの大学院修士1年、嶋津龍弥さん(23)は「ゼロから設計し、やっと完成した。運用期間は最短3カ月と短いが、遠方の人々が交流する機会になってほしい」と期待する。電波をFMラジオで聴けるコンバーター(変換器)の開発や、モールス信号を勉強するイベントなど受信者の増加策にも取り組む予定だ。

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 OPUSATは1辺10センチの箱形で、重さ約1.5キロ。リチウムイオンバッテリーに別の電源を組み合わせ、より劣化しにくい蓄電装置を開発、搭載した。宇宙で太陽電池パドルを開いて衛星の向きを太陽に合わせ、効率的にエネルギーを作る実証試験も行う。

H-IIA23号機に相乗りする小型衛星が続々お披露目。どれも面白そうなんですが、FMラジオで電波を受信できるというのは手軽で試しやすそうです。