PM2.5 人工衛星で宇宙から観測へ [NHK]

環境省によりますと、5年前に打ち上げられた現在の人工衛星「いぶき」では、さまざまな微粒子による大気の濁りだけしか観測できませんでしたが、開発を進めている後継機は、微粒子の中にどれだけのPM2.5が含まれているか、データの分析によって割り出すことが可能になったということです。
これによって、国内や大陸側の500メートル四方の範囲ごとにPM2.5の1立方メートル当たりの濃度を推計できるということで、観測は3日に1回のペースで行われることになっています。
後継機の開発にはおよそ400億円の事業費がかけられ、平成29年度に打ち上げられることになっています。

これはいわゆる「いぶき2号」ですね。「いぶき」に搭載されているTANSO-CAIでエアロゾル観測が可能ですが、様々な粒子が混在しているためPM2.5を分離して観測できるセンサが後継機に搭載されるという話。