宇宙空間では心臓が球状に肥大する、NASA発表 [AFP]

 米首都ワシントン(Washington D.C.)で開催の米国心臓病学会(American College of Cardiology)で発表されたデータは、宇宙空間で超音波検査をした宇宙飛行士12人から得たものだ。微小重力状態で心臓は、球状に9.4%大きくなるとともに弱くなっていったという。

「宇宙では心臓の働きが弱くなり、筋肉量の減少につながりかねない」と、米航空宇宙局(NASA)の研究を主導した科学者ジェームズ・トーマス氏は指摘する。「これは地球に戻ってきたときに深刻な問題になりえる。そのため私たちは予防策を模索している」

 発表によると、研究対象となった宇宙飛行士たちの心臓は地球に戻るとすぐに、通常のサイズと形になったという。

なにそれこわい! 真面目な話、1割弱の肥大ってかなりのものですよね。無重力状態になることで心臓の負担が減り、収縮する力が弱まったとかそういう話でしょうか?