羽生、流血アクシデントを乗り越え2位=フィギュアスケート [スポーツナビ]

生中継は仕事で見られなかったんですけどね、6分間練習で激しく衝突して流血をいう速報を休憩中に見て背筋が凍りましたよ。ヘタしたら速攻で選手生命に関わってきますからね。録画を見てみると、中国の閻涵選手と羽生選手が振り向きざまにモロに正面衝突。羽生は前身を氷に打ち付けアゴや頭に裂傷、さらに試合後には足も痛めてたようです。閻涵はアゴを強打し脳震盪。こんな状態で2人とも滑りきったというのは驚嘆に値しますし手が震えましたが、とにかくどちらも後遺症が残らないようにして欲しいですね。
あと、この事故で他の選手も少なからず動揺してしまいかなりミスを連発していました。また羽生選手は技の難易度に応じて与えられる「基礎点」が突出しており、5回も転倒してしまったものの回転不足は1度だけだったため転倒による減点込みでも最低限の得点を得られたことがSPの得点と合わせて2位という結果に繋がりましたね。転倒したうえに回転不足だと相当悲惨な点数になりますが、ここは流石としか言えません。是非完璧な状態でこのプログラムを見てみたかった所です。
しかしこの6分間練習って前から危なっかしいとは思っていたんですよね。やはり普段の練習でも衝突は時々あることだそうですが、前回のオリンピックの時などでもちょっとヒヤリとするシーンを見かけましたし、あのリンクで6人が短時間で慌ただしくアップをしなければならないというのは相当気を付けなければいけません。まして本番でのあの緊張感の中ですから。今回これだけの大事故に至ったわけですから、例えば更に2グループに分けるなどの対策が検討されるかも知れませんね。
次は月末にNHK杯がありますが、そこまでにどれくらい回復できるかが気になります。羽生選手は足を痛めたという話もあり、もし肉離れなら回復まで数週間はかかる可能性があります。