H2Aロケット:29日打ち上げ 民間受注で世界と勝負 [毎日]

 H2AH2Bは、三菱重工業が製造。13号機からは、打ち上げも宇宙航空研究開発機構JAXA)から移管された。「ただ同じものを打ち上げて、成功しているわけではない」と、三菱重工宇宙事業部の二村幸基技監は力を込める。

 H2A初号機の打ち上げは2001年。03年に6号機の打ち上げに失敗すると、噴射口の形を変えるなど設計を大幅に見直した。だが、成功時も問題点を洗い出し、次の設計に反映させた。特に注意したのが、センサーが感知した温度や圧力などが過去の実績と違った場合。材料の組成やメーカーの変更、調整した技術者の交代が無かったかまで、原因を調べた。その結果、データのばらつきが次第に小さくなったという。二村技監は「大量生産品でないロケットは、打ち上げるたびに知見が増え、安全性が高まる。ようやくデータがたまってきた」と語る。

素晴らしいですね。いずれH-IIIへと移行することになりますが、これらの知見を存分に活かして良いロケットになることを期待しています。