JAXA、火星の衛星へ22年にも探査機 岩石など採取 [日経]

 宇宙航空研究開発機構JAXA)は9日、火星の衛星フォボスダイモスに着陸し、岩石などを地球に持ち帰る探査機を2022年にも打ち上げる計画を明らかにした。小惑星探査機「はやぶさ」などの技術を生かし、火星の歴史や太陽系の成り立ちの解明につなげる。将来の月や火星の有人飛行に向けた技術を確立させる狙いもある。

 政府の宇宙政策委員会の小委員会で計画を報告し、大筋で了承された。宇宙政策委で正式に認められれば、文部科学省は16年度の概算要求に関連予算を盛り込み、宇宙機構が開発に着手する。総開発費は約300億円になる見通しだ。

世界初、火星の衛星探査 JAXA試料採取し帰還 2021年度にも打ち上げ [産経]

 小惑星探査機はやぶさが成功させたサンプルリターンの技術と、ピンポイント着陸を目指して開発中の月探査機SLIMの技術を組み合わせ、新しい探査機を開発する方針。探査機の大きさやエンジンの方式は今後決定する。打ち上げから3〜7年かけて往復する。

とんとん拍子で進行してますね。てっきり2020年代後半になるかと思ってました。「はやぶさ」などの既存の技術を活用するとはいえいきなりサンプルリターンとはかなり飛ばしているなあというのが正直な印象ですが、火星圏からの往復は世界初ですし、おそらく火星そのものも大迫力で拝めそうなので非常に楽しみです。開発費はあくまで想定ですが、月探査機「かぐや」と同程度ですね。