「続・憂国呆談」番外編Webスペシャル(週刊ダイヤモンド)

なんか見つけちゃったのでザッと言及してみるテスト。 浅田彰氏の文章です。


自分たちだけを守るために基地にひきこもりを決め込んでるんだからこれこそまさに「自衛隊」というべきか「自閉隊」というべきか。

違うなあ、「自分たちだけを守るため」じゃなくて、自らの武力行使を防ぐためじゃないですかね。 集団的自衛権の問題ですし、それを良しとしないならまず憲法を論じるべきかと。 あとその下で述べられている「非戦闘地域解除による撤退」も通用しなくなりますよ。


自衛隊派兵の時点でこういうことが起こることは当然予想されたわけで...

正確ではないですね。 以前も書いたことですが反感を買っているのは開戦時のイラク攻撃支持で、それに則った形の自衛隊派遣である事がイラク人的に最も問題なのです。 誘拐された5人は犯行グループに「スパイではないか」などと尋問を受けています。 自衛隊派遣さえされなければ日本人は平和でいられるのでしょうか。


日本がアメリカの尻馬に乗ってイラク軍事占領の片棒をかつぐんじゃなくあくまで人道支援に徹するんだってことを明確にし、まずイラク国民から支持されることがいちばん大事でしょう。

この部分は激しく同意。 イラクという国を復興させるにもその国民ありきで、その協力を得るためにも「まず」日本としての立場を明確にするべきだと思います。 他にも後半の文章には同意できる部分が多々ありますね。