「高遠さんらを誇りにすべき」 米国務長官が評価 自己責任論も否定


パウエル国務長官は「危険地域に入ることによって生じるリスクは、承知していなくてはならない。だが、だれもリスクを冒そうとしなければ、私たちは決して前進できない。私たちの世界を前に進めることはできない」と指摘。
「『危険を冒したのだから、自己責任だ』ということにはならない。そうではなく、彼らを安全に取り戻し、深く配慮する責務が私たちにはある」

その通りですね。 危険を承知で行動に移せるバイタリティは自衛隊だろうと民間だろうとその思想如何に関わらず評価するに値します。 また国家は可能な範囲内でサポートを行うべきでしょう。 ただし、いざ被害に遭ってから自衛隊などに対し責任転嫁する無自覚さについては指摘を怠るべきではありません。 もちろんそれらが単なる誹謗中傷に成り下がるとただのバッシング合戦に発展するため良からぬ事です。
思うに、「自己責任」の使い方にも二通りある気がしますね。

  • 被害に遭った国民の安全を保障する責任
  • 危険な地域に身を投じる事の責任

前者は政府が負うべきもので、後者はその本人が負うべきものです。 今回の被害者に対する批判と言われるものは、前者について後者を持ち出し「そんなものは自己責任だ」と突っぱねる形なのでしょうね。 前者についてはもちろん政府が負うべき責任であると思いますが、そのカバーできる範囲を超えてしまうとどうしようもないのでどうしても行くなら最低限それは承知しておいてね、であろうというのが僕の言いたい「自己責任」で、また後者について「自衛隊のせいで危険な目に」という批判が出たの対し「自己責任」を持ち出しましたわけであります。 おしまい。