『日露戦争物語』

最近になって江川達也著『日露戦争物語』を集め始めました。 以前『東京大学物語』を読んでいた事がありますが、後半のエロエロ路線で脱落w。 いやお色気も良いのですが、こんな硬派な漫画も描けるんだなあと目鱗。 この『日露戦争物語』は序盤の幼年期をチラ見した事はありましたが、最近になってこの本のことを思い出し、立ち読みしたところ非常にイカス内容であったため収集開始。
タイトルのとおり描かれているのは開国したてホヤホヤの明治初期から。 まだ見た目もサムライな人が町を歩く世の中、世界の大国の圧倒的パワーを相手に貧乏な島国が文字通り1つになって必死に生きていく様がとにかく熱い。 当時「後進国」であった日本が、出来たての憲法を死守し、なけなしの金で軍艦を買い、不平等条約を改正し… そうやって徐々に、しかし確実に、大きな革新を成し遂げていった激動の一時代が非常に読ませます。 大変ガイな漫画。