中国の日本批判、安倍幹事長代理がけん制

自民党安倍晋三幹事長代理は23日朝の日本テレビの報道番組で、小泉首相アジア・アフリカ会議バンドン会議)首脳会議の演説で先の大戦について「反省とおわび」を表明したことについて、「外国からは日本が謝罪をしていないと認識されていた側面もあったので、首相が首脳会議ではっきり言ったのは良かった」と評価した。
さらに、中国政府による日本側の歴史認識への批判に関連し、「今後も中国が同じ態度を取れば、中国の思惑で日本を何回も謝らせようとしている、と諸外国は認識する」と中国側をけん制した。

大体そんな感じで同意。 今朝もウェークアップで同じような事言ってましたね。 要するに今回の演説は特に村山談話を踏襲することでの過去繰り返してきた歴代首脳による言質と日本の実績の最終確認であって、更にこれは中国・韓国にではなくアジア全域に対してであること。 またこの演説でのメインは↓

アジア・アフリカ首脳会議における小泉総理大臣スピーチ <外務省>

全文はリンク先参照で、さわりだけ軽く抜粋すると

・我が国は第二次世界大戦後一貫して、経済大国になっても軍事大国にはならず、いかなる問題も、武力に依らず平和的に解決するとの立場を堅持しています。今後とも、世界の国々との信頼関係を大切にして、世界の平和と繁栄に貢献していく決意であることを、改めて表明します。

・我が国は、こうした考えに立って、アジア・アフリカ地域の開発のために人づくりやインフラ整備、水・感染症対策といった保健衛生分野の支援に力を入れるとともに、貿易・投資環境の改善に努めてまいりました。

ミレニアム開発目標MDGs)に寄与するためODAの対GNI比0.7%目標の達成に向け引き続き努力する観点から、我が国にふさわしい十分なODAの水準を確保していきます。また、後発開発途上国の自立を支援するため貿易面でも、これらの途上国産品に対する市場アクセスの拡大に努めます。

・アジアとアフリカの連携を強化する上では、文明間・文化間、そして人と人との対話によって経験と知見を共有することが何より大切となります。

といった流れでなかなかツボをおさえた構成。 で、例えば…↓

日本の歴史認識を3回批判=小泉演説を事実上否定−韓国首相 <時事>

韓国の李海※(=鑽の金を王に)首相は22日、当地で開幕したアジア・アフリカ首脳会議で演説し、国連改革に関連して「過去の植民地支配をたたえて歴史をゆがめ、若い世代にそれを隠す国は将来に向かって進むことができない」と3回繰り返し、日本の安保理常任理事国入りに明確な反対の姿勢を示した。
李首相はさらに、「(過去に対する)反省は誠実で行動を伴わなければならない」と指摘、小泉純一郎首相が同日、首脳会議の中で表明した日本の植民地支配などに対する「反省とおわび」を事実上否定した。 

1国だけがやたら日本を叩いてますが、戦後の日本は歴史を捏造したり隠蔽したり民衆弾圧したり独裁したり領土侵犯したり武力侵攻したりせずに内外で発展を遂げてきましたがそれは過去に対する誠意ではありませんか? 先の演説ではそれをオブラートに包んで述べていましたがちゃんと人の話は聞きましょう。
…とまあこんな具合に国際世論を誘導できるわけです。 まああくまで、今後いかにこの戦略性を一貫することができるかが重要でしょうね。