M-V 7号機 打ち上げ関連
太陽電池パドルの展開が確認され、SOLAR-Bは「ひので」と命名されたそうです。 成功おめでとうございます。 宇宙作家クラブ掲示板に記者会見の起こしや打ち上げ写真が順次掲載されています。
記者会見でM-V主任の森田氏は、M-V終了の理由について高コスト・運用性の見直しや手軽に打ち上げられる小型ロケットの需要などに言及した上で
そこで、今回はM-Vの改良と、小型打ち上げ手段の要請を見たすために、まず小型のロケットを開発するという手段を選択した。しかし小型なだけでは駄目なので、次の段階ではM-Vサイズの後継機を開発することを考えている。
M-Vの後継機を二段階で開発すると考えて欲しい。一端小型になるからといって、M-Vとの連続性が切れるわけではない。
と述べたそうです。 M-Vの後継機に相当するGXロケットが開発に行き詰まり見直しを図られている現状、これは当然の構想でしょうね。
あえてM-V改良案をパスした上層部の意図するところなどについては色々ありますが、Mシリーズの持つ優れた設計思想はあらゆる形で受け継がれていくだろうと信じています。 数々の名機を送り出したM-V、お疲れ様でした。
■相乗り小型衛星のHIT-SAT
こちらも無事機能しているようです。 もう一つのサブペイロードであるソーラー電力セイル実証衛星の成否も気になります。