「いじめ隠し」謝罪の翌日、小学校長が自殺 北九州 [朝日]

小学校では9月26日、5年生の女児の保護者が「娘が6年生の女児から『2万円を渡すように』と要求されている」と相談していじめが発覚。その後の調査で、同級生など男女計8人の児童がたかりを繰り返していたことなどが分かっていた。

しかし学校は市教委に金銭トラブルと報告していたことが11日に分かり、市教委の大庭清明教育長は「結果としていじめを隠したと思われて仕方がない。対応が極めて不適切だ」と指摘。同日午後に記者会見した永田校長は「いじめと報告しなかったのは私の怠惰。児童の発したサインを受け止められず、申し訳ない」と謝罪していた。13日夜には、この問題での保護者会が予定されていた。

市教委によると、永田校長は11日、いじめに関係した児童の自宅を担任と訪問し、午後10時過ぎに帰宅したという。大庭教育長は「児童らに非常に優しく接していたという評判だった。自らこの問題の解決の先頭に立ってほしかった」と話した。

ここ最近、履修やいじめに関する問題が大きく取り上げられるようになり、それに比例する形で責任者の自殺というニュースがよく聞かれますが、傍から見ると「自殺するほどのものなのか?」と思ってしまいます。 校長などの要職にある立場の人には世間からの相当なプレッシャーがあるのでしょうか。 今回の件では人死には出ていませんでしたし、学校の対応の酷さにしてもこの人がそうというわけでもなく、これからでもきっちり対応すれば幾分でもリカバリーしようがありましたし、 教育者としても死んで逃げを打つというのはいじめ問題においては全く不適切な行為でしょう。 残念です。
いじめ問題で子供の訴えにもまともに取り合わない学校の意識というのは、こういう事態を恐れて逆に見て見ぬ振りをしている事を隠蔽してしまうという悪循環なのでしょうか。