キン諾2号衛星に技術トラブル 通信業務行えず [人民網]

中国キン諾衛星通信公司によると、今年10月29日に打ち上げが成功した「キン諾2号」衛星は、ポイントを固定する過程で技術的な故障が発生し、ソーラーパネルの2度目の展開と通信アンテナの展開が完全に出来ず、テレビ放送などの中継業務ができない状態にある。「中国新聞社」が伝えた。

同衛星は東経92.2度の予定軌道位置を保ち、衛星プラットフォームのその他のシステムは正常に作動している。衛星製造者は現在、故障の詳細について分析を進めている。

「ポイントを固定する過程」というのは静止トランスファ軌道でという事でしょうか。 中国の衛星では先日も「Sinosat-2」が太陽電池パネル展開に失敗し機能喪失したというニュースがありましたが、今回も同じく10月29日に打ち上げられた衛星で、パネルが半開きという同じようなトラブル。 「キン諾2号」=「Sinosat-2」でしょうか?

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専門家によると、同衛星は打上げられてからすでに一カ月を経過しているので、ソーラーパネルの展開ができず、蓄電池だけでは、まもなく運転不能となる。修復も困難であるため、最終的には大気圏内に墜落し、焼失してしまうものとみられる